1947-11-04 第1回国会 衆議院 鉱工業委員会 第28号
この法案のねらいは、私が申すまでもなく、石炭増産達成を目的としておるのでありますが、今日までの石炭増産の隘路、障害になつておるものはたくさんあります。しかしながら、その中の最も重要な點は、私から見ますならば、これは戰後における各政府の惱み、癌であつたところの、各省のセクシヨナリズムであります。
この法案のねらいは、私が申すまでもなく、石炭増産達成を目的としておるのでありますが、今日までの石炭増産の隘路、障害になつておるものはたくさんあります。しかしながら、その中の最も重要な點は、私から見ますならば、これは戰後における各政府の惱み、癌であつたところの、各省のセクシヨナリズムであります。
このように石炭増産達成は、何も多くの反対を押し切つてまでも國家管理を強行する必要は微塵もない。これまで何度も唱えられて居つた施策の実行に忠実であれば達成できるという問題であります。これまで散散失敗いたし、又その非常に能率が惡いという定評のある官僚統制を更に一段の強化をするようなこの法案にはどうしても賛成はできないのであります。